脳の病気

脳動静脈奇形の仕組みと治療について

脳動静脈奇形は、動脈と静脈がくっついている部分に異常な血管のかたまりができてしまいます。これをナイダスと呼びます。ナイダスが破れると脳内出血となり、またくも膜下出血を引き起こすことにもなり命に関わります。治療においては脳外科による手術が一般的です。脳動静脈奇形が認められる場所によって治療方法が違ってきます。手術で除去が可能な場所であれば、除去手術によって治していくことは可能です。再発の可能性は低いですので、予後については比較的良いデータがあります。除去が難しい場合においては、ガンマナイフと呼ばれる治療方法も確立しています。

ガンマナイフが脳の病変の治療法に利用される理由

脳動静脈奇形においてガンマナイフの治療は大きな成果を挙げています。ガンマナイフとは放射線治療の一つであり、脳動静脈奇形や脳の腫瘍などで病変ができている部分にガンマ線と呼ばれる放射線を当てることにより病変を確実の除去することができます。ガンマ線はごく微弱な細い放射線のため、治療後の副作用も少ない点で便利です。また、切開することはなく病変部のみにガンマ線を貫通させるだけなので治療の際の負担についても軽いことも魅力です。さらにはかつては利益率が高い治療方法として知られていたガンマナイフですが、近年では医療報酬が引き下げられたことにより手軽に利用できるようになっています。高額療養費制度の申請を行えば支払いについても抑えられます。